2012年10月4日木曜日

塗装系を5種類以上指定する

y-Materの塗装面積計算で1部材に5種類以上の塗装系を指定する方法です。
部材名に「〃」入れるとできます。

















具体的な作業としては(上の写真で説明)
  1. UFLG PL 1440×15の行を二重化する。
  2. 2つ目のデータの部材名に全角の〃記号を入れる。
これでUFLG PL 1440×15に塗装系が10種類の指定できます。鋼材重量計算の場合は、部材名「〃」の材料はスキップしますので鋼材重量計算には影響ありません。

2012年8月9日木曜日

本体付属

階層シートの構造種別(J列)を「本体付属」とするもの
  • 落橋防止装置 (小型材片・重量)
  • 組立排水桝 (小型材片・重量)
  • 上部工排水 装置 (重量)
  • 検査路手摺 (重量)


















階層シートの員数フラグ(M列)が「1」の場合材片を集計する。
  • 落橋防止装置 ( M列 : 1 )
  • 組立排水桝 ( M列 : 1 )
  • 上部工排水 装置 ( M列 : 0 )
  • 検査路手摺 ( M列 : 0 )

許容ひび割れ幅

合成桁においてひび割れ制限で設計する場合、一般的に

 許容ひび割れ幅 : 0.0035c(cはかぶり)

ただし、アポロでは最大値は0.2mm以下となっている。(アポロ以外の計算書でも0.2mmとなっている様である)
現在は、0.2mmの出所がはっきりしない。
 コンクリート標準仕様書の7.4.2許容ひび割れ幅の中に水密性に対するひび割れ発生制限および許容ひび割れ幅の目安に0.2mmがあるが…
 連続合成2主桁橋の設計例と解説((社)日本橋梁 建設協会)のP69設計基準比較表(2/3)にも道示以外の公団には0.2mm以下であると書いてはあるが…

私の手持ちの資料で「PC床版を有すプレストレスしない連続合成桁 設計要領(案) 平成8年3月31日((社)日本橋梁 建設協会 連続合成桁ワーキンググループ)」の8.2.2許容ひび割れ幅の中に最大値0.2mmの明記がある。

2012年7月20日金曜日

アウトリガー(支点移動)

曲線桁などで支点に負反力が出た場合に支点を移動する必要が有ります。
現在、1沓 は移動することは出来ません(YTIには機能追加を要望中)

移動したい支点を2沓として指定すると腹板直下より移動指定が出来ます。
次に不必要な支承 にバネ値「0」を指定します。これで残った支承 のみに反力が発生します。

2012年7月9日月曜日

合成桁チェックリスト

合成桁の忘れがちな項目をまとめて於いて最後はチェックリストになれば良いね

(1)コンクリートの設計基準強度σckは、2ヶ所に入力が必要
  • 設計データ入力→設計条件→使用材料(ずれ止め計算で使用)
  • GrdComp→データ作成→ヤング係数比・コンクリート許容応力度

(2)ずれ止めの計算で許容せん断の算出係数確認
  • Qa=9.4d2√σck(9.4は標準値」)
  • Qa=12.0d2√σck(12.0は道路公団)

(3)床版厚変化の場合
  • ハンチ高は自動で読み込まれる。
  • 床版厚は有効幅で再指定が必要。

2012年7月6日金曜日

合成桁格子ファイル名

GrdComp(合成桁)の格子計算ファイル名がなんだかよく分からないので整理しておく

(1)道路公団
  • 合成前死荷重 → 設計橋梁名_Maesi.???
  • 合成後死荷重 → 設計橋梁名_Slb_Atosi.??? (中間支点上剛度が合成)
  • 合成後活荷重 → 設計橋梁名_Grd_Atosi.??? (中間支点上剛度が鋼+鉄筋)
(2)道路公団以外
  • 合成前 → 設計橋梁名_Maesi.???
  • 合成後 → 設計橋梁名_Slb_Atosi.???
  • 設計橋梁名_Grd_Atosi.???は使用しない。
詳細は、GrdCompのデータ作成→基本条件→中間支点付近の合成後の使用剛度の選択で「活荷重断面力・・・・」を選択した場合は、(1)道路公団となる。道路公団以外でも上記(1)項での設計は可能です。

連続合成桁が名古屋公社で始まったころの名残でファイル名が決まっています。
わかりやすくしてほしいとYTIと交渉していますが…
最近出来た、拡張機能版GrdCompはもっとややこしいです。

部材数をカウントしない

階層シートのM列を 2 とする。

y-Materは、階層シートで第4階層の明記された部材を部材数としてカウントします。
主桁で添接材料を主桁ブロックとは別に拾って場合第4階層に「J1」などと記入すると工数算定のブロック数がおかしくなります。そんな場合に重宝します。